初めてのワイン蔵見学2 取材報告  (by えつこ)

新潟県上越市   株式会社 岩の原葡萄園

第 8 話

 2年前からの思いを込めた昼食も終わり、次のイベントに行きたいと思います。
 実際に使用している中で現存する日本最古のワイン蔵である二号石蔵で「蔵(クラ)シックコンサート」が始まる時間です。
 ここでは午後0時10分からと1時30分からの2回、フルート・アンサンブルのオレインというグループの演奏があります。
    
 二号石蔵に入ってみましょう。中は例によって薄暗く、蔵の中央の貯蔵樽を他の場所に移して会場が設営されています。
    
 イス席の数は約60席。
 奥の壁を背に照明が備え付けられ、4人のフルート奏者が見えます。
    
 このグループは1997年7月に上越在住者を中心に約30名のフルート愛好家で構成されフルートを愛し、人前で演奏することを共通の目的として活動しているグループだそうです。
 今日の演目は「水上の音楽」「シチリアーナ」「トップオブザワールド」「美女と野獣」「ムーンリバー」「コラール風日本の歌」「見上げてごらん夜の星を」の7曲で約30分の演奏です。
    
 アンサンブル用にアレンジされた演奏と石蔵の静けさの中に響き渡る音色がやさしくおだやかな気持ちにさせてくれます。
 ・・・・誰ですか?それは満腹のせいだろうって言っているのは。

 さて、次は第2の目的である川上善兵衛資料館を訪ねたいと思います。
 ここは岩の原葡萄園の真ん前。道路をはさんで向かい側にあります。
 それでは行ってみましょう
    
 あれ、今までこの建物全部が資料館だと思っていたら実は2階建ての建物の1階が資料館で2階は地域の多目的会館になっていました。ということはと思いながら入ってみると思っていたより狭い。
    
 たしかに1階フロアー全部使っていますがそれほど大きな建物ではありません。ですから展示スペースも一瞥で見渡せます。
 それでもせっかく来たのですから見学させてもらいます。まず入口左から。
    
 最初はこの土地の昔の道具や傘などの展示です。蓑や合羽、糸紬車、桶などがありました。
    
 次は昔の農具の展示。荷物などを背負うときに使った道具やセンバと呼ばれる昔のスコップなど。
    
 次も農具。これらは畑を耕したり溝を掘ったり、その他使い方のよくわからない道具が陳列してありました。
 ワインづくりに関係したものはどこでしょうか?
    …第9話につづく…

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