初めての酒蔵見学 取材報告2    【by Etuko】

栃尾市 越銘醸株式会社

第 18 話

      
 注意してみると町中の至る所にこのポスターが張ってあります。今年で20回を数える由緒ある雪のイベントなのだそうです。
 それでは行ってみましょう。三条に帰る道とは反対方向、今回の中越地震で被害を受けたことで有名な山古志の方角です。道沿いの建物には一見では地震の被害も見受けられず目的地は分かり易いようです。約2キロくらいで大きな看板が見えてきました。
      
 さすがにイベント開催中は駐車場も一杯です。でも、今日はあいにくの雪混じりの雨。何とか車を止めてメイン広場に向かいました。
    
 縄文式火炎土器の大きなモニュメントがある広場は一面が雪の広場になっています。会場の端には巨大な雪の山が作ってあり、高さ5メートルはあるその頂上から子供達が歓声を上げてソリで滑っています。
    
 ひとしきりソリで子供と遊んだ後、ようやく会場の中を回ってみました。地元の人達がテントの下で売店を出しています。
    
 こういうイベントならではの定番の焼きそばや地酒、それに栃尾ならではの山菜やみそ漬けなどの加工食品、主に食品が多いようです。

    
 その中でこれは栃尾らしいというものを探しました。
    
 ありました。「あぶらあげ」。テントの下でその場で「あぶらあげ」を揚げて売っています。ちなみに普通、売られている大きさの半分で値段は100円。でもアツアツでおいしそう。いつもならすぐに買って食べてみるのですが、さすがにお昼を食べたばかりで食べられません。後ろ髪を引かれる思いでその場を後にしました。
 イベントの最終日。もうすぐ終了時間です。ですから来場者もまばらになってきました。
 先程の子供とのソリ遊びと雪混じりの雨のため、ビショビショになった私たちは急いで建物の中に避難しました。
    
 中心的な建物は2つあり、片方は情報センターやちょっとしたイベントホールのようになっています。
 そういう所は私たちにはあまり興味はありません。そこでもう一つの建物の方に行ってみました。
 その2つの建物は屋外の通路で結ばれています。途中に屋外常設売店として普通に「あぶらあげ」を売っています。もう一つの建物の中に入ってみましょう。どちらの建物の中も程良く暖房が効いていて、ホッとします。
 正面におそばやラーメンなどを中心としたお食事所があります。そして右に売店がありました。
    
 早速、地酒売場をチェック。冷蔵庫の中に越銘醸の大吟醸袋吊り無圧搾りの4合ビンが置いてありました。
    …第19話につづく…

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