初めてのワイン蔵見学 取材報告  (by えつこ)

新潟県上越市   株式会社 岩の原葡萄園

第 9 話

 号を読まれた方は口の中でよだれを我慢してこのページを開いた方も多いのではないでしょうか。実は何を隠そうこの私も原稿を書きながらよだれを我慢して書いています。
     
どうです?クリーミーな泡が見えますか?ジュースのような味わいと柔らかさ。そしてほんのりアルコールが頬をピンクに染めるようです。
     
岡本さん自らがグラスに注いでくれました。
 このコーナーは売店正面のすぐ横にあり、おすすめの仕方にも力が入っているのがわかります。なぜかって、この「ペルレ」は酒税法上ワイン醸造所の外へは持ち出せない本当にそこに行かなければ飲めない赤ちゃんワインだからです。
   
「ワインにもいろいろあって、多くの方にこんなワインも知っていただければ楽しいでしょうね」と岡本さんは言います。私もアルコールはあまり強い方ではないのでまったく同感でした。
 また、他にも一般に市販されていないここの売店でしか売っていないワインもありました。
   

 回お伺いしたときに無料試飲用のワインが5種類。
   
先ほど少しご紹介したこの売店専用の赤、白ワイン。
その他に赤ワインで甘口のフルーティールージュ。これはコンコード種のぶどうを原料にアルコール分は抑え目でみずみずしい香りと甘さが飲みやすいワインです。
 また、その白のフルーティーブランはナイアガラ種のぶどうを原料に酸味と甘みの調和した軽やかで飲みやすいワインです。
 そして8月発売になった限定ワイン。今年とれたデラウエア種のぶどうでつくった、その名もデラウエア新酒2001です。今年7月に収穫したデラウエア種を醸造。今年は日照に恵まれ、十分な香味成分と糖分、酸のバランスに優れているそうです。
「フレッシュな香りとぶどうの甘みに、爽やかな酸味が加わり、躍動感あふれるワインに仕上がった」とのこと。
全体的に甘口ワインが多かったことは私にはおいしかったのですが、主人には少々不満だったらしく、しきりに店内奥のワインセラーに並ぶ非売品「ザ・善兵衛」の瓶を眺めていました。
 私はというと少しアルコールも回ってきてルンルンと店内を徘徊して見て回っていました。ぶどうに関係した食品類やオイル。そして冷蔵庫の中にはわさびチーズや唐辛子チーズなどの乳製品。そしてジャジャジャ〜ン。見つけてしまいました。
   
写真ではその名前が読みとれないかもしれませんが、その名は「酔っ鱈」(よったら)。ワインに漬けた鱈のおつまみ。あるんですよね〜こういうユニークな名前の商品が。400円。
    …第10話につづく…

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