こだわりの酒蔵見学 取材報告 第1話  【by Etuko】

弥彦村 弥彦酒造株式会社


 平成13年3月5日(日)
 前9:00 主人の運転する自家用車にて三条の自宅を出発しました。目指すは弥彦の蔵元、弥彦酒造。先週とはうって変わり、この日の気温は7℃と、比較的暖かい日でした。
 弥彦酒造さんはその名のとおり、まさに弥彦山のふもとに位置します。越後一の宮である弥彦神社からも自動車で3分ほどという近さです。




弥彦酒造(株)
 多賀会長
 っそく、こちらの蔵元の多賀会長にお出迎え頂きました。まずは、お酒の仕込に使う水で入れていただいたおいしいお茶を飲みながら、お話をお聞きしました。この蔵は、越後杜氏四派の中の一つ「泉流」の元祖であり、多くの蔵人を育ててきた由緒正しい家元蔵であるとの事。「泉流」とは嘉永元年(1848年)初代多賀佐七郎がつくり上げた酒造法で、初代当主から受け継がれた“多く石数を造らず、必ず精醸を期する”という家訓を守り現在も生産量は少ないながらも新潟銘醸の元祖として「雪のように純粋で軽やかなお酒」をモットーとして造り続けているとのこと。


 、蔵の中は仕込の真っ最中。見学させてもらう前に衛生上、雑菌を持ち込まないように上から下まで白衣に着替え、オスバン液という消毒液で手を洗い、履き物の裏まで消毒してから蔵に入りました。
 戦後残っていた蔵が中心となっているため施設は大変古い物ですが、衛生管理には気を付けているため蔵の中は大変清潔でした。こちらも、ご迷惑をお掛けしないように充分気を付けて、蔵見学のスタートです。
               ・・・第2話につづく・・・

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