初めての「きき酒会」 取材報告  (by えつこ)

越乃白銀会主催 きき酒会

第 5 話

いよいよ懇親会の始まりです。ロビーのみんなが会場に入ります。私たちも総勢8人ですので1テーブルを確保。今回の参加者は18チームで約80名くらいです。まず始めに副会長の関屋米穀さんが登場。
     
「今年で2回目のこのきき酒会ですが毎年大勢の皆様においでいただきましてありがとうございます。是非ごゆっくりおくつろぎ下さい。」とご挨拶されました。続いて顧問の広井先生のお話と続きます。
     
この先生のお話はとてもユニークなお話で、お腹を空かして待っている私たちを前にして、松の木小唄の替え歌を紹介してみんなを笑わせたり、楽しい話をしてくれます。
例えば「私は100メートルを走ると8秒フラットです。」といいます。えっ?と思うと「私は100メートルを走ると8秒で・・・フラっとします」。なぁんだ。
かと思うと「人の最大飲酒量は体重を5で割った数字です。例えば体重60kgの人ならば3合が最大限度です。その範囲内でおいしく飲むことが大切です」。とちょっぴりためになる話もさらりと話してくれます。そんな和やかな雰囲気で乾杯。さあ食べるぞ。
一斉にお料理のテーブルのまわりに人が集まります。ここで先ほど主人のチェックしたお料理をご紹介しましょう。まず奥の方から。
    
左はオードブルいろいろ。右はエビのカクテルソースかけ。その先にもおいしそうなオードブル系のお料理が並んでいます。でもこの写真を見ても私には記憶がありません。だってちょっと赤ちゃんの世話をしていたらそちらの方まで進出できずお料理を取り損なったのです。

続いて生寿司、鶏肉と粗挽きソーセージのグラタン、焼き鳥など。
    
この辺はみんなで手分けをして取りに行ったせいか食べた記憶があります。なかなかおいしかったですよ。
    
こちらはお刺身の舟盛りがドーンと2つ、天ぷら、その奥がざるそばと漬け物。
    
後はババロア風デザートと大量の果物の盛り合わせです。お酒の会ですので、どんなお料理を出されるのか興味がありましたが、何でも有りのようです。
まず最初に飲んだお酒は、例の大吟醸越路吹雪十年秘蔵酒です。
グラスに注いだお酒に鼻を近づけまでもなくフワーッといい香りが漂ってきます。長期間熟成すると香りが段々落ちてくると聞いていたので、逆にものすごい香りにまずビックリ。そして、一口口に含むとお酒が丸い感じに2度ビックリ。それでいて濃いかというか、決して度数が高いとか原酒のどっしりとした感じではなくて、何か重量感があるというか、存在感があるというか、お酒が自分の個性を主張しているような、そんな感じがしました。
その後はテーブルにあるお酒を次々に開けていきます。これは大吟醸、これはしぼりたて、きき酒の緊張感から解放された私たちはいつものノリで「じゃんじゃん」いきます。
主人も私もこうなれば「行け行けドンドン」。こんなにいろいろな高いお酒をじゃんじゃん飲めることは滅多にありません。私たちの友人もノリのいい人達ばかり。
飲めや食えやの大騒ぎ。まるで蜂の巣を突いたような感じです。

    …第6話につづく…

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