初めてのウイスキー蒸留所 報告記  (by えつこ)

山梨県白州町  サントリー白州蒸留所

第 3 話

 さあ山梨に向かって出発。
あれっ?パーキングの先に何か施設があります。私たちはパーキングからすぐに本線に戻ったためわからなかったのですが、そのままパーキングを車で通り抜けて先に進むと「オアシス」があったのです。後で調べてわかったのですがここはフラワーガーデンやミュージアムが併設されていて、その駐車場に車を置いたまま、レトロ調のシャトルバスを利用して小布施の町内を周遊観光することができるのだそうです。高速から降りずに観光の1つとして利用できるのだそうです。なるほどそう言うことだったのかと今だから言えますが、その時は何だ何だと訳も分からず案内板の不親切さにプリプリしていたのでした。
 話を戻して高速道は長野の手前から片側2車線の正規道路になります。長野自動車道は上越から長野の区間は未だに片側1車線の暫定道路になっています。
 実は、出発前に実家の母から「あなた達はいつも食べることばかり。少しは美術鑑賞など教養を高めるところに寄ってみたら?」と進められていたのでした。
例えばとして、諏訪湖のほとりの「サンリツ服部美術館」を勧められたのでちょっと寄ってみることにしました。
場所は中央自動車道に長野自動車道が合流するところの諏訪湖のすぐ脇にありました。
    
写真の左がすぐ諏訪湖になっています。
    
 ここは時計で世界的に有名なセイコーの社長が残した美術品を収蔵した美術館なのです。セイコーは昔は諏訪の時計製造会社から出発したのだそうです。そして、「クオーツ」という水晶発振による正確な時計の開発で世界的な時計メーカーに成長したのだそうです。

 そして、その社長だった故服部一郎が妻と娘に遺した美術品を散逸させることなく、広く公開することを目的として財団法人として設立されたのだそうです。
    
 正面入口を入って受付カウンターでチケットを買って入館します。
料金は個人大人800円です。では、さっそく入ってみることにしましょう。この奥が入口です。
 実は、本当のところ今回の旅行の予定に、ここの見学は組んでなかったため、朝もそれほど早くスタートしなかったのです。そのためあまり時間がないのです。でも、とにかくここまで来たのですから急いで見ようと受付で館内の様子を訊ねると、2つの展示室と喫茶室があるとのこと。そしてその展示室は600点余の収蔵品の中から時々内容を変えていて展示しているとのこと。
 そこで見学するのに大体どれくらいの時間がかかりますか?と訊ねたら「そうですねぇ。ゆっくり見ても15分位ですね。」
       ・・・・・・行きましょう。
展示室は2階にあり、館内指示に従って進むとまず展示室2からの見学となります。ここはルノワール、シャガールなどを含む近現代西洋画の展示室になっています。今は風景画のコレクションだそうです。
     
        ルノワール 「女の肖像」
展示数20点余。教養不足からか聞いたことのない名前の画家から様々。内容も2〜3点ずつ色々な画風のものが展示してありました。見学時間5分。
 次は展示室1です。ここは日本の書画骨董などの展示室となっています。
     …第4話につづく…

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