始めてのビール工場 取材報告 (BY えつこ)

第4話 (大江戸漫遊記 第9話)

 テレビのCMでスモーキーバブルスとかエンジェルリングとかの言葉は聞いたことがありますが、ようやくその意味が理解できました。
スモーキーバブルスとは泡をよく見ると2層に分かれていて上は大きな泡。下の方はクリーミーな泡(スモーキーバブルス)に分かれていて、泡を見て、このように注がれているビールがおいしいという意味ですね。
また、エンジェルリングとはそのすばらしい泡が飲むたびにグラスの内側にリングのように残っていき、それらが何段にも重なっていることがグラスの洗浄などの条件も含めてベストなビールの証拠であるということなのだそうです。
そして、最後にご家庭でビールを、もっとおいしくのむためにはというビールをグラスに注ぐコツを教えてくれました。ためになる話ですので皆さんにも教えちゃいましょう。
1.まず、最初に泡を立てるための作業です。グラスを垂直に立てて、ビールをグラスの上方10〜20cm程度の高さから勢いよく注ぎ、グラスに3分の1程度までビールを注ぎます。その後少し泡が落ち着くのを待ちます。
     
こんな感じですね。
2.次にビールの炭酸ガスを逃がさないように、グラスをななめにしてビールをグラスにそってゆっくりと注ぎます。
    
3.そしてビールと泡の割合が7:3になるとベストということです。
     
 この時ビールの温度は夏は4〜6℃、冬は6〜8℃程度に冷やすのがおすすめ。ビールの泡立ちはその温度にも影響されるからだそうです。
また、グラスは清潔にして、冷やしておくのがベスト。油汚れやふきんの細かい繊維などが残っているとビールの泡持ちを悪くしてしまうのだそうです。


まだ皆さんはおいしそうにビールを飲んでいますが、取材記者としてはゆっくりとしてはいられません。このゲストルームにはファクトリーショップ(コーナー)が併設してあったのでそちらもチェックしておかなければなりません。
     
ファクトリーショップとはこの会社のノベルティー商品や宣伝用のキャラクター商品、そしてアクセサリーや関連商品などが売られているところです。主にモルツの黄色いキャラクター商品が中心です。タオルや文具、素焼きのビールグラス、キーホルダーなどの小物類から当然ビール酵母やビールを使った漬け物や各種食品。でもこれらの食品はこの会社でつくられているのではなく、あくまでビールに関連して、よその食品会社がつくったものを委託販売しているようです。
一回りして席に戻ってくると、せっかく無料で飲めるビールなのに全然飲んでいる様子がありません。昨日の元気はどこへやら。それとも飲み過ぎ?
帰りのバスは12時40分発。大体1時間10分くらいが滞在時間でした。建物の外に出ると駅へ向かうバスが待っていました。
     
    
なんだか今回はとても短かったようですが、ようやくこれで「えつこの初めてシリーズ」も一応、一通りの業界関連取材が揃ったという感じですね。
今度はどんな初めての取材があるのだろうか。それとも新規シリーズとして「えつこの2度目のシリーズ」でも始めようか。でも、それはちょっとこれは安直かな?まあ、いずれにしてもまだまだえつこのお勉強は続きます。乞う、ご期待あれ・・・?
それでは、形を元に戻して担当を変わります。
        …つづく…

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