ユニバーサル・スタジオ・ジャパン珍道中
文  えつこ

【 第 17 話 】
まだ食べます。そして3日目は神戸へ

おいしかった余韻を残しながら、再度戎橋へ向かいました。そしてネオンのグリコの前でパチリ。「今日もいい日だったね」で終わると思ったら大間違い。
    
まだ食べます?そうですここは大阪。食いだおれるまで食べなくちゃ!ホテルへの帰り道。またもやおいしそうなにおいがただよってきました。
そこは、昼間から気になっていた「金龍ラーメン」。
    
ニンニクをたっぷり入れて、いただきまーす。豚骨スープに、ごま油がきいていてちょっと塩辛かったけどおいしかったです。今日何回目の「おいしかったです」を言ったことか。しっかりお夜食までいただきまして今日はおやすみなさい。

5月24日くもり。今日も絶好調。
予定は神戸のたべあるき。違うでしょ。神戸はいろいろ見るところがたくさんあってすてきな町じゃないですか。
JR大阪駅からJR神戸線を使い、新快速で19分。途中尼崎と芦屋に止まって三ノ宮で下車。神戸は観光都市。市内の観光スポットを循環しているシティー・ループというバスを利用することにしました。
    
停留所は15ケ所で1日券650円、一回券250円でバスには、簡単な観光案内をしてくれるガイドさんが乗っています。
私たちは三ノ宮駅前の停留所でバスに乗り、車内で一日券のチケットを買い、北野に向かいました。
北野は皆さんご存じ、異人館がたくさんある場所です。最初は「うろこの家」。

そして、次の風見鶏の館へ向かう坂道を歩いていると、ツツジが咲いていました。いい季節。
風見鶏の館の前には小さな北野町広場があって彫刻と一緒にハイポーズ。
ここの館はかつてドイツ人貿易商の私邸だったところ。ステンドグラスにアールヌーボーのデザイン。当時の暮らしぶりを物語っています。

次は隣の萌黄の館。木々に囲まれた萌黄色の館はとても上品に見えました。
ここはアメリカ総領事H.シャープの邸宅だったところ。アラベスク風の重厚な造作が時代を感じさせます。
本当はここでお茶が飲めるものと勘違いして入ってしまったのですが私のガイドブックの見間違いで、そんな場所ではありませんでした。でも、裏庭に回ったときに、あの阪神・淡路大震災で落ちてしまったれんが造りの煙突が庭に逆さまに突き刺さったまま保存してありました。
そう言えば神戸は最も被害を受けた場所でしたよね。現在はそんなことを感じさせないほど普通に見えました。
建物を出ると私たちを待っていてくれたのは六甲牧場のソフトクリームでした。
   
でも、新発売の六甲牧場の生クリームにフランス生まれの高級カカオをたっぷりブレンドという言葉に引かれて生チョコソフトを食べてみました。本当に生チョコみたいでおいしかったです。
そして、何軒かのおみやげ屋さんをまわり、再びシティー・ループ・バスに乗り込みました。目指すは南京町。だってそろそろお昼だもの。
      …第18話につづく…

第16話にもどる      第18話にすすむ